Master's diary

特にテーマは有りません。小説の進捗や絵、本人画像をよく上げます。BLや暗い内容のものも多く有りますので、閲覧時にはご注意下さい。

処刑と拷問の辞典

の、感想文代わりの文章を書いたことが有るので載せます。↓

 

 

 

...Torture...

 


囲われる部屋に 閉ざされて

残日を数える 時は滔々に

見苦しい声を封じた

悪筆な 血文字は 虚しく

 

 


耳障りに見送る 格子の触音が

引いてく廊下は 道を譲り歩を押すのみ

 

 

 

輪廻(ループ)を示し 弧を教える刃物

廻り廻り 徐々に潤いながら

空虚な底(ヤミ)の 手前へ誘い

残る僅かな 距離を無くしてはくれない

 

 

 

小さく呻けば 嫌悪などよめきが勃起する

縛り付け 薪をくべるだけの

過程が何故 嗚咽を垂らす

 

 


生温く 白金色の綿雲が

中止も終わりも 与えんまま停滞する

 

 

 


低く燻る 淡色の刑火

剥き出した肉を 遊び焼いて

湛える血さえ 煮立たせ止めて尚

オゾマシイ 悲鳴(コエ)を擱く事も出来ない

 

 

 


崩れ切った 灰の中で咳込む

開けた視界に しつこく続く苦悶を見る

 

 

 

惨く残った 傷痕にまみれる

現はまだ 鋭利さを磨き構う

受け立つ殻の ヒビはまた走り

押さえ付けて 罪は無実を唱う(ウタウ)

 

 

 

+ + + + + + + + +

 

 


この世は永遠に続く拷問だ

最終的な虚無 即ち【不幸】に嵌る迄
死す事も無く 受刑を繰り返す

其れは【幸福】と対立する存在ではない
引力の強い不幸の大穴に堕ちないように
引力の及ばぬ幸福に 足を引きながら向かう様に

其れは【不幸】ではないのだ


(2005.12.26)

 

 

 

振り子刑と火刑ですね。

振り子刑はSAWで改良版みたいなのが登場していました。

 

人生は絶え間なく続く拷問で、自分達にはそれを受ける事しか出来なけれど、体に走った傷跡に意味を見出せたなら何かには成れる。そんな内容です。

 

これは処刑と拷問の辞典を貸してくれた友人へ書いてあげました。お礼です。(嫌がらせではない)

 

 

 

ラクガキ。↓

フィノ君鳥形態

可愛い。

 

 

今日は買い物に行って軽く掃除します。重く掃除するのは月曜日あたりです。