私が無事、校正さんになれた世界線の話。
悲しい事がどこか他人事な、平和で妙な日常小説。
十代の頃の私が想像していた三十代の私。
順調にいけば今頃東京で校正の仕事をしていた予定でした。それは急なアクシデントが重なって叶わなかったけど、小説の中でくらい夢を叶えてもいいよねと。
失われた未来の物語の中で、私が得られるものが有るはずだから、そういうものを見つけるように書き進めています。
Orbis収録曲↓
「a lyric」
人の祈りは 降り止まぬ雪
触れた瞬間 消えるかなしみ
報われぬ命の数だけ 地上を染める純心
掬っては落とし 掬っては落とし
落ちる雫は波紋を広げ 水底を深めていく
いくつの命で 水杯は満たされ続ける
これは歌無し曲ですが、添えられた文章です。
人の祈りは中々叶わない、地上に触れた瞬間消えてしまう程儚い
しかしそれが繰り返されれば雪は積もり始める、地上はそんな人々の切実な願いの色、純白で染められていく。
神様は悲劇から最良の事をして下さる。
しかし、取りこぼしてしまう祈りも多い。何せ運命の女神には勝てない。
とり零された祈りは、水面に波紋を広げる。「神様なんて本当は居ないのではないか」
それらが水の深さを深める。「神様は私達を救っては下さらないのか」
水杯は別れの杯、いくつの命でこの杯は満たされ続けていくんだろう。
Orbisの始まりの歌です。
今からこんな風に不吉な物語が始まるよーって歌です。(嫌だな)
私はサキエルの世界で一番可哀想なのはエルゼだと思っていますが、一番報われないで周囲からも無理解で辛いのは、私と言う人生を持った神様だと思います。
本物の神様が辛いと思わない事を、サキエルの神様は普通の普通の人間の様に悩み苦しみ悲しんでいる。普通の人間の神経で抱えるには重過ぎるものを背負っているから発狂しないのが謎な程に。
多分、真面目過ぎてダメなんですね。(私の分身だから)
別にキリスト教とは明記していないんだからギリシア神話の神様くらい身勝手に振舞っても良いのに。
ショーン・リットは真面目過ぎてダメだ。(酷い)
夜よく寝れない傾向が有るので、朝起きて日記を書いたら軽く寝るのがルーティンになっています。
日記を書いたので軽く寝ます。起きたら描くものがあるので描く。